“お姫様”ってこんなに大変なの!?『のはらひめ おひめさま城のひみつ』

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言葉では伝えにくいことを絵本でそれとなく伝えたい

我が家の娘もお姫様に憧れている女の子の一人なので読んでみました。

「〝お姫様〟ってこういうものだよね」という常識をバッサバッサと斬りまくってくれる痛快な絵本です。

お姫様って努力しないとなれませんし、勉強や運動もしないと幸せな結婚もできないし、守られるのではなく、時には王子様を守るために強くなければいけないということを厳しく教えてくれます。

初版は1995年の絵本なのですが、この時代にこうした価値観を絵本に込めてくださったのは頭の下がる思いです。
お姫様に限らず、欲しい地位や技術、知識はある日突然手に入るのではなく、地道な積み重ねの上にようやく身につけられるものなのだと、ハッと気付かされます。

大切なことは言葉にしても子供にはなかなか響かないですが、絵本を読むことでそれとなく伝わるといいなという願いを込めて読みました。

ユーモアたっぷりに描かれているので、“言葉遣い”・”眠り続けること”・”なぞなぞを山ほど覚える”のあたりが娘のお気に入りです。

文章量はかなり多く読み応え十分なので、小学校高学年まで長く楽しめます。

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絵本データ

タイトルのはらひめ
作・絵:なかがわひちろ
出版社:徳間書店
お勧め年齢:5歳・6歳・小学校低学年・小学校高学年
ジャンル:創作絵本・女の子絵本

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